〒321-0104 栃木県宇都宮市台新田1-2-25 TEL:028-658-6111 0120-4430-92(よしざわ9リ2ック)
最後に、人間の持つ「偉大な免疫力」について語ります。 (昔習ったので少し正確ではないかもしれませんが…)「免疫」とは、疫(病)から免れるという意味で、人間の偉大な体には、コロナウイルスなどの病原体が体内に入ってきても撃退する仕組みが重層的に仕組まれています。1つ目は、皮膚や粘膜が防御してくれます。皮膚から出る汗は、体温の調節の他にも汗にリゾチームという殺菌酵素が含まれています。体内でも、唾液・胃酸などの消化管粘液や鼻水・痰など気管支分泌物が、ウイルスを排除したり侵入を防いでくれます。2段目は、白血球の好中球やマクロファージ(大食いという意味です)などがさまざまな細菌などの病原体を処理してくれます。また、マクロファージや樹状細胞は、侵入してきた病原体の情報をリンパ球などのより「高度な免疫システム」に伝える役割も行います。3段目は、リンパ球で、ウイルスやがんなどより高度で複雑な敵をやっつけるために戦います。Tリンパ球は司令塔として、指令を受けたBリンパ球は、「抗体というミサイル」を放って敵をやっつけます(バーン・バーン)!NK(ナチュラルキラー)細胞は、侵入者がいないかパトロールの役目も担い、指令を受けず単独での攻撃も可能です。NK細胞は、細胞に穴を開けて、細胞のアポトーシス(自己融解)を誘導します。またがん免疫にもとても重要な役割を担っているようです。このように人間には、精巧につくられた自然治癒力が備わり、有史以来、天然痘やペスト、スペイン風邪など幾多の病を克服してきました。人間はコロナウイルスやがんも必ず、100%克服します!それが偉大な「人間の叡智」というものです。<寒さと疲労は大敵!>その免疫力を発揮するために気をつけなければならないこと、それは「寒さと疲労」です。マスクや消毒薬より大切なもの、それはうがい・手洗い・洗顔・歯磨きといったウイルスを洗い流すという行為です。そしてコロナウイルスに負けるとき、それは疲れと寒気です。疲れたな〜と感じたとき、コロちゃんは侵入してきます。ゾクゾクと寒気を感じるとき、コロちゃんが体内で増殖します。疲れたら無理をしないで早めに休む。とくにやりたくないことをやらねばならないときや仕事のハードワークのときです。この前、患者さんの搬送で救急車に乗ったら、救急隊の方達がマスクがなく2週間も同じマスクだと言っていました。着ているガウンも何日も来ていてボロボロのケバケバでした。その中を黙々と懸命に使命を果たされていました。その姿は、尊くてカッコ良かったです!とにかく寒気を感じたら、一枚多く羽織る。あったかいお風呂に入る。これがとても重要です。<大切な入浴と睡眠>睡眠の質を高めるために、私はシャワーではなく入浴をお勧めしています。これは、毎年の冬に流行するインフルエンザから診療の際にインフルちゃんにかからないために私がしている方法です。4月26日のTV番組〜健康カプセル「ゲンキの時間」〜(https://hicbc.com/tv/genki/archive/200426/)でも入浴と睡眠の大切さについて放映されておりましたのでご紹介します。<41℃のお湯に15分入浴すると免疫力UP↑>免疫力の鍵を握るのが自律神経。その自律神経には興奮・緊張しているときに優位になる交感神経とリラックスしているときに優位になる副交感神経があります。この番組が行なった実験では、副交感神経が優位の時に唾液中の免疫物質が増えるという結果となりました。41℃のお湯に15分入浴すると副交感神経が優位になり免疫力UPにつながりました。気管支炎などの予防には42℃のお湯がオススメだそうです。やや温度を上げることで交感神経が優位になり気管支が拡張しやすくなるということです。体調に合わせて温度を使い分けてみてください。<質の高い睡眠で免役力UP!>睡眠は「質の高い睡眠」を取ることがカギになります。質の高い睡眠は、体がリラックス状態なので血流が良くなり免疫力もUP↑します。他に、朝日を浴びる、朝食にバナナを食べる、寝る前にハーブティーを飲むなどの方法も紹介されていました。私の場合は、眠いときに寝ることが一番睡眠の質が高いと考えているため、眠いときは、夜の9時前でもサッサと寝てしまいます。今日も勝手に目が覚めて、朝の4時からこれを書いています。歳を取ると目覚まし時計は要りません(^^;;;若い頃はよかったな〜学生中も授業中に、シゴキの朝練の後で疲れて寝てしまいました。先生ゴメンなさい(^^;;;<就寝前の入浴で睡眠が改善>研究者の論文も良かったので紹介します(^o^)テキサス大学の研究によると、就寝の1〜2時間前に温浴したりすることで、入眠までの時間が短縮し、全体的な睡眠時間も延長することが明らかに(Sleep medicine Reviews, Aug.)睡眠の質も向上したという。17件のデータから就寝の1-2時間前に、40-42.5℃の入浴やシャワーを浴びたら床についてから入眠までの時間が短くなることがわかったという。このような結果がもたらされた要因として考えられているのは、体温の変化だ。論文を書いた Haghayegh 先生によると、「人間の体温は、日内変動により普段の入眠時間の1-2時間前に自然に低下しはじめる。一度入浴で温められた体は血液の循環が促され、体深部の熱が効率よく放出され、体温が下がり入眠しやすくなるという。注意する点は、お湯が熱すぎたり寒すぎたりすると逆効果となってしまうそうだ。また入浴のタイミングも重要で「睡眠の質の向上や、寝つきをよくする目的で深部体温をクールダウンさせたいのであれば、就寝の1-2時間前に入浴するのが最適だ」と勧めている。カリフォルニア大学バークレー校の専門家も「熱い温水に浸かることで体温が低下するというのは、一見考えにくいことのようだが、入浴をきっかけに脳や深部体温が低下しそれが睡眠を促す指令になるのだ」「入浴は、良質な睡眠を促すための適切でシンプル、そして賢い方法だ」「実際、不眠に悩む多くの人なちに私が勧めている主な対策の一つである」と話しています。番組では、その他にも免疫力低下の原因「ストレス」を解消する方法として、泣くこと、そして笑うことも紹介されていました。ため込まず、なんでも発散することが大事なのですね!私の患者さんにも「泣くこと」でストレスを発散して闘病中の方がおられます。泣くことが得意な人は、思いっきり泣いてもいいんですよ!運動の重要性も挙げられていました。今ハヤリの「過度な自粛」はどうなのでしょう?コロナうつやコロナDVも問題になっています。食事で免役力UP↑として美味しそうな「マイタケと生姜の粕汁」も紹介されていました。今夜はこれで一杯やりたいですな〜!今は「風邪もひくことも許されない世の中」になってしましましたが、「みなさん、風邪をひいてもいいんですよ!」私もときどき風邪も引くし、病気にもなります。でも、免疫力で治せばいいんです!そのための方法を診察時に「こっそり」お教えしています。
オンライン資格確認を導入しています。 感染対策として栃木県がんセンターとの連携のもと院内トリアージを実施しています。 皆様のご理解とご協力をお願い致します。 ・栃木県立がんセンター乳腺外科 ・独協医大乳腺センター ・自治医大・乳腺科 との乳がん地域連携を実施しております。
最後に、人間の持つ「偉大な免疫力」について語ります。 (昔習ったので少し正確ではないかもしれませんが…)
「免疫」とは、疫(病)から免れるという意味で、人間の偉大な体には、コロナウイルスなどの病原体が体内に入ってきても撃退する仕組みが重層的に仕組まれています。
1つ目は、皮膚や粘膜が防御してくれます。
皮膚から出る汗は、体温の調節の他にも汗にリゾチームという殺菌酵素が含まれています。
体内でも、唾液・胃酸などの消化管粘液や鼻水・痰など気管支分泌物が、ウイルスを排除したり侵入を防いでくれます。
2段目は、白血球の好中球やマクロファージ(大食いという意味です)などがさまざまな細菌などの病原体を処理してくれます。
また、マクロファージや樹状細胞は、侵入してきた病原体の情報をリンパ球などのより「高度な免疫システム」に伝える役割も行います。
3段目は、リンパ球で、ウイルスやがんなどより高度で複雑な敵をやっつけるために戦います。
Tリンパ球は司令塔として、指令を受けたBリンパ球は、「抗体というミサイル」を放って敵をやっつけます(バーン・バーン)!
NK(ナチュラルキラー)細胞は、侵入者がいないかパトロールの役目も担い、指令を受けず単独での攻撃も可能です。
NK細胞は、細胞に穴を開けて、細胞のアポトーシス(自己融解)を誘導します。
またがん免疫にもとても重要な役割を担っているようです。
このように人間には、精巧につくられた自然治癒力が備わり、有史以来、天然痘やペスト、スペイン風邪など幾多の病を克服してきました。
人間はコロナウイルスやがんも必ず、100%克服します!それが偉大な「人間の叡智」というものです。
<寒さと疲労は大敵!>
その免疫力を発揮するために気をつけなければならないこと、それは「寒さと疲労」です。
マスクや消毒薬より大切なもの、それはうがい・手洗い・洗顔・歯磨きといったウイルスを洗い流すという行為です。
そしてコロナウイルスに負けるとき、それは疲れと寒気です。
疲れたな〜と感じたとき、コロちゃんは侵入してきます。
ゾクゾクと寒気を感じるとき、コロちゃんが体内で増殖します。
疲れたら無理をしないで早めに休む。とくにやりたくないことをやらねばならないときや仕事のハードワークのときです。
この前、患者さんの搬送で救急車に乗ったら、救急隊の方達がマスクがなく2週間も同じマスクだと言っていました。
着ているガウンも何日も来ていてボロボロのケバケバでした。その中を黙々と懸命に使命を果たされていました。
その姿は、尊くてカッコ良かったです!
とにかく寒気を感じたら、一枚多く羽織る。あったかいお風呂に入る。これがとても重要です。
<大切な入浴と睡眠>
睡眠の質を高めるために、私はシャワーではなく入浴をお勧めしています。
これは、毎年の冬に流行するインフルエンザから診療の際にインフルちゃんにかからないために私がしている方法です。
4月26日のTV番組〜健康カプセル「ゲンキの時間」〜(https://hicbc.com/tv/genki/archive/200426/)でも
入浴と睡眠の大切さについて放映されておりましたのでご紹介します。
<41℃のお湯に15分入浴すると免疫力UP↑>
免疫力の鍵を握るのが自律神経。その自律神経には興奮・緊張しているときに優位になる交感神経とリラックスしているときに優位になる副交感神経があります。
この番組が行なった実験では、副交感神経が優位の時に唾液中の免疫物質が増えるという結果となりました。
41℃のお湯に15分入浴すると副交感神経が優位になり免疫力UPにつながりました。
気管支炎などの予防には42℃のお湯がオススメだそうです。やや温度を上げることで交感神経が優位になり気管支が拡張しやすくなるということです。
体調に合わせて温度を使い分けてみてください。
<質の高い睡眠で免役力UP!>
睡眠は「質の高い睡眠」を取ることがカギになります。
質の高い睡眠は、体がリラックス状態なので血流が良くなり免疫力もUP↑します。
他に、朝日を浴びる、朝食にバナナを食べる、寝る前にハーブティーを飲むなどの方法も紹介されていました。
私の場合は、眠いときに寝ることが一番睡眠の質が高いと考えているため、眠いときは、夜の9時前でもサッサと寝てしまいます。
今日も勝手に目が覚めて、朝の4時からこれを書いています。歳を取ると目覚まし時計は要りません(^^;;;若い頃はよかったな〜
学生中も授業中に、シゴキの朝練の後で疲れて寝てしまいました。先生ゴメンなさい(^^;;;
<就寝前の入浴で睡眠が改善>
研究者の論文も良かったので紹介します(^o^)
テキサス大学の研究によると、就寝の1〜2時間前に温浴したりすることで、入眠までの時間が短縮し、全体的な睡眠時間も延長することが明らかに(Sleep medicine Reviews, Aug.)
睡眠の質も向上したという。
17件のデータから就寝の1-2時間前に、40-42.5℃の入浴やシャワーを浴びたら床についてから入眠までの時間が短くなることがわかったという。
このような結果がもたらされた要因として考えられているのは、体温の変化だ。
論文を書いた Haghayegh 先生によると、
「人間の体温は、日内変動により普段の入眠時間の1-2時間前に自然に低下しはじめる。
一度入浴で温められた体は血液の循環が促され、体深部の熱が効率よく放出され、体温が下がり入眠しやすくなるという。
注意する点は、お湯が熱すぎたり寒すぎたりすると逆効果となってしまうそうだ。
また入浴のタイミングも重要で
「睡眠の質の向上や、寝つきをよくする目的で深部体温をクールダウンさせたいのであれば、就寝の1-2時間前に入浴するのが最適だ」と勧めている。
カリフォルニア大学バークレー校の専門家も
「熱い温水に浸かることで体温が低下するというのは、一見考えにくいことのようだが、入浴をきっかけに脳や深部体温が低下しそれが睡眠を促す指令になるのだ」
「入浴は、良質な睡眠を促すための適切でシンプル、そして賢い方法だ」
「実際、不眠に悩む多くの人なちに私が勧めている主な対策の一つである」と話しています。
番組では、その他にも
免疫力低下の原因「ストレス」を解消する方法として、泣くこと、そして笑うことも紹介されていました。
ため込まず、なんでも発散することが大事なのですね!
私の患者さんにも「泣くこと」でストレスを発散して闘病中の方がおられます。
泣くことが得意な人は、思いっきり泣いてもいいんですよ!
運動の重要性も挙げられていました。
今ハヤリの「過度な自粛」はどうなのでしょう?
コロナうつやコロナDVも問題になっています。
食事で免役力UP↑として
美味しそうな「マイタケと生姜の粕汁」も紹介されていました。
今夜はこれで一杯やりたいですな〜!
今は「風邪もひくことも許されない世の中」になってしましましたが、
「みなさん、風邪をひいてもいいんですよ!」
私もときどき風邪も引くし、病気にもなります。
でも、免疫力で治せばいいんです!
そのための方法を診察時に「こっそり」お教えしています。