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2018年3月2日
「花粉シーズン」到来!
「花粉シーズン」到来!
いよいよ3月。厳寒の冬も終わり、これから本格的な花粉シーズン到来です。
今年は記録的な寒波の影響で、飛散開始が少し遅めのようです。

備えあれば憂いなし。
今シーズンの傾向と対策をまとめてみました。

日本気象協会がまとめた2018年春の花粉(スギとヒノキ)の飛散予想(2/15現在)によると、
東北から近畿、四国までの広範囲で、前シーズンの飛散量を上回る見込み。
関東甲信は150%と多いと予想されています。

<加湿が有効!>
まずは、体につけないようにすることが基本。

マスクやメガネをする。
髪の長い人は結ぶ(薄毛でよかった(^_^;))。
帽子をかぶる。
コートやジャケットは表面がツルツルしたものを選ぶ。
など…

家では衣服や床についた花粉を舞い上げないよう、加湿を心がける。
外出から帰ったら霧吹きなどを使って玄関で服を湿らせ、室内は湿度を50-60%に保つ。

「湿気で重くなって床に落ちた花粉は、寝室など空気が動かない場所では舞い上がることはないので吸い込まなくてすむ」
「花粉を0にはできないので、ついた花粉は動かさず『共存』するのがポイント」、と花粉症第一人者の大久保公裕教授。
皮膚や粘膜の乾燥を防ぎ、花粉による刺激を受けにくくする効果もある。

<年取るほど楽に(^_^;)>
今や「国民病」ともいわれる「花粉症」だが、世代が上がるほど「軽症」と感じる人が多いようだ。

昨年ロート製薬が行なった実態調査では、
60代以上の4人に1人が「年齢を重ねるにつれて楽になってきた」と答えている。
アレルギーの専門家は、その理由を「免疫系の衰え」と「幼児期の環境」だと説明する。
異物を排除する「免疫系」はだいたい50歳前後から衰えてくる。
花粉の抗原を「異物」と認識する能力が衰えることで、アレルギー感作が起きにくくなると考えられる。
だから年を取っても症状が続いているのは「若い証拠」ともいえる。
また60代以上の方が過ごしてきた環境は、清潔な現在に比べて綺麗でなかったことも関係しているのでは、という。

またこの調査では、花粉症の子どもの85%が親のどちらかが花粉症だったという。
一方、11%の子供が両親が花粉症でないのに新たに発症していた。
子供は症状を訴えることが苦手で他からも気づかれにくい。
このため、周囲の親など大人が気を配ることも大切と話す。

<オススメの花粉症グッズ>
マスクやメガネなどはもはや定番だが、ほかにもスプレーなども登場している。
スプレーは顔や体に吹きつけて、静電気の発生を防ぎ、花粉やウイルス、PM2.5などの微小粒子などを寄せ付けにくくする。
鼻に塗るクリームもあるが、それより手軽に使用でき、近年人気が高まっている。
ほかにワセリンを綿棒で鼻の穴や鼻の下に塗ったり、目の周りに塗る方法も、コスパよし効果もバツグンです。
マスクも高機能のものもいろいろ出てきているようです。

当院では、内服薬も眠気の少なく、効果の高い第3世代の抗ヒスタミン薬を採用して好評です。
目薬は、コンタクトレンズしたままでもできるものを、
点鼻薬は、皆さまの美しいお化粧が落ちないように微粒子タイプのものを採用しております。
重症の人はケナコルト(ステロイド)の筋注も。シーズン中2回程度で済みます。
でも当院は、薬物療法に頼りすぎない方法も提案しています。

重症で毎年苦労していて、
根治を目指したい人には舌下免疫療法も、効果と安全性も高くオススメですッ!
コスパもイ〜イです(^。^)!
当院で実施しています。
電話や受付でお気軽に相談してくださいねッ。

参考文献:
毎日新聞 2018.2.16. 東京朝刊「花粉シーズンに備える」
「花粉症が楽になる33の方法」(宝島社, 2016.)
仲田和正「トップジャーナルから学ぶ総合診療Update」(CBR社, 2017.)