〒321-0104 栃木県宇都宮市台新田1-2-25 TEL:028-658-6111 0120-4430-92(よしざわ9リ2ック)
国立がん研究センターが、年齢や生活習慣をチェックすることで、10年以内に胃がんを発症する確率を予測できるチェックリストを作りました。“胃がん”が心配な方の参考になりますれば幸いです。この簡易チェックリストは、新潟、茨城、大阪、高知、長崎、沖縄の6地域の40〜69歳の住民約19,000人を1993年から2009年まで追跡調査した結果を基に作成されました。①性別と年齢②喫煙習慣③塩分の高い食習慣④胃がんになった家族(親か兄弟姉妹)⑤ピロリ菌と慢性胃炎(ABC分類)の5項目をチェックします。該当した全項目の点数に応じて、今後10年以内に胃がんを発症する確率が示されます。もっとも多く影響するのが、ピロリ菌と慢性胃炎に関する項目(所謂ABC分類)です。ピロリ菌は胃の中に住み着く菌で、感染が持続すると次第に慢性胃炎を発症し、その後、胃がんを引き起こすことがあるのです。<ABC分類とは…>→血液検査のみ。当院で出来ますよ!A:ピロリ菌も慢性胃炎もない (胃がんのリスクがほぼない)B:ピロリ菌(+) 慢性胃炎(−)(胃がんの発症; 1人/1000人)C:ピロリ菌(+) 慢性胃炎(−)(胃がんの発症; 1人/ 400人)D:ピロリ菌(−) 慢性胃炎(+)(胃がんの発症; 1人/ 80人)*慢性胃炎が進んでしまうと、ピロリ菌はかえっていなくなってしまいます。性別も重要であり、男性は女性の約2倍発症しやすいことが判明しています。<発症リスクを知り、生活習慣の改善を!>調査では、血液検査で慢性胃炎が確認された70歳男性で、喫煙、食習慣、家族の危険因子を全て持っている場合、10年以内の発症確率は、13% でした。ただ、慢性胃炎のある70歳男性でも、他の危険因子がなければ6%まで下がります。また、70歳男性でも、他の危険因子も全くなければ、発症確率は1%にも達しませんでした(^-^)。また、国立がんセンターの別の研究で、地域差も重要で、日本海側の地域で高い傾向が示され、塩分摂取の多い食習慣などが影響しているとも考えられています。同センターの予防研究部長の笹月静氏は、「自分の胃がんの発症リスクや危険因子を意識することが、検診の受診、食事、喫煙などの生活習慣を見直すきっかけになれば…」と話されています。チェックリストは、こちらからアクセスできます! ↓https://epi.ncc.go.jp/riskcheck/gastric/scoresheet/index.html参考文献:病院の実力2017総合編(読売新聞医療部編)
オンライン資格確認を導入しています。 感染対策として栃木県がんセンターとの連携のもと院内トリアージを実施しています。 皆様のご理解とご協力をお願い致します。 ・栃木県立がんセンター乳腺外科 ・独協医大乳腺センター ・自治医大・乳腺科 との乳がん地域連携を実施しております。
国立がん研究センターが、年齢や生活習慣をチェックすることで、
10年以内に胃がんを発症する確率を予測できるチェックリストを作りました。
“胃がん”が心配な方の参考になりますれば幸いです。
この簡易チェックリストは、新潟、茨城、大阪、高知、長崎、沖縄の6地域の40〜69歳の住民約19,000人を
1993年から2009年まで追跡調査した結果を基に作成されました。
①性別と年齢
②喫煙習慣
③塩分の高い食習慣
④胃がんになった家族(親か兄弟姉妹)
⑤ピロリ菌と慢性胃炎(ABC分類)
の5項目をチェックします。
該当した全項目の点数に応じて、今後10年以内に胃がんを発症する確率が示されます。
もっとも多く影響するのが、ピロリ菌と慢性胃炎に関する項目(所謂ABC分類)です。
ピロリ菌は胃の中に住み着く菌で、感染が持続すると次第に慢性胃炎を発症し、
その後、胃がんを引き起こすことがあるのです。
<ABC分類とは…>→血液検査のみ。当院で出来ますよ!
A:ピロリ菌も慢性胃炎もない (胃がんのリスクがほぼない)
B:ピロリ菌(+) 慢性胃炎(−)(胃がんの発症; 1人/1000人)
C:ピロリ菌(+) 慢性胃炎(−)(胃がんの発症; 1人/ 400人)
D:ピロリ菌(−) 慢性胃炎(+)(胃がんの発症; 1人/ 80人)
*慢性胃炎が進んでしまうと、ピロリ菌はかえっていなくなってしまいます。
性別も重要であり、男性は女性の約2倍発症しやすいことが判明しています。
<発症リスクを知り、生活習慣の改善を!>
調査では、血液検査で慢性胃炎が確認された70歳男性で、
喫煙、食習慣、家族の危険因子を全て持っている場合、
10年以内の発症確率は、13% でした。
ただ、慢性胃炎のある70歳男性でも、他の危険因子がなければ6%まで下がります。
また、70歳男性でも、他の危険因子も全くなければ、
発症確率は1%にも達しませんでした(^-^)。
また、国立がんセンターの別の研究で、地域差も重要で、日本海側の地域で高い傾向が示され、
塩分摂取の多い食習慣などが影響しているとも考えられています。
同センターの予防研究部長の笹月静氏は、
「自分の胃がんの発症リスクや危険因子を意識することが、
検診の受診、食事、喫煙などの生活習慣を見直すきっかけになれば…」と話されています。
チェックリストは、こちらからアクセスできます!
↓
https://epi.ncc.go.jp/riskcheck/gastric/scoresheet/index.html
参考文献:病院の実力2017総合編(読売新聞医療部編)