〒321-0104 栃木県宇都宮市台新田1-2-25 TEL:028-658-6111 0120-4430-92(よしざわ9リ2ック)
オンライン資格確認を導入しています。 感染対策として栃木県がんセンターとの連携のもと院内トリアージを実施しています。 皆様のご理解とご協力をお願い致します。 ・栃木県立がんセンター乳腺外科 ・独協医大乳腺センター ・自治医大・乳腺科 との乳がん地域連携を実施しております。
2015年7月、100歳以上を含む日本人を長期にわたって追跡した、大規模な研究の成果が発表されました(Arai Y, et al. EBioMedicine.2015)。
そこから、「慢性炎症」と「テロメアの長さ」という健康長寿につながる2つのカギが明らかになってきました。
年齢が100歳以上の高齢者を総称して「百寿者」と呼びますが、「百寿者」は日本のみならず世界中で急速に増えています。
しかし、長生きはできても、健康な状態を維持して生活できているとは限りません。
「健康寿命」は、「平均寿命」よりもはるかに低く、男性で約9年、女性では約12年もの開きがあります。
この健康寿命を伸ばすために、百寿者を対象とした、大規模な疫学研究が実施されました。
今回の研究は、百寿者684名と百寿者の子供167名と、その比較として85歳〜99歳の高齢者やその子供の配偶者ら 703名の、計1,554名を対象に行われました。
そして、全員の健康状態を詳細に調査し、最長で10年間経過を観察しました。
これほど多くの百寿者を長期にわたり追跡して調査した研究は世界で初めてとなりました。
研究に参加した人全員のデータを解析した結果、「慢性炎症」が最も大きく影響していることが分かりました。
また百寿者や百寿者の子供は、一般の人よりテロメアが短くなりにくいことも確認されました。
このことから「慢性炎症」と「テロメアの長さ」が健康長寿に最も大きく関与していることがわかってきました。