〒321-0104 栃木県宇都宮市台新田1-2-25 TEL:028-658-6111 0120-4430-92(よしざわ9リ2ック)
出血と腹痛が続くために来院され、大腸内視鏡させて頂きました。S状結腸に隆起性の腫瘤性病変が認められました。月経痛も強く、大腸の子宮内膜症を疑いましたが、生検でも診断がつかず、自治医大病院に紹介。最終的に大腸に発生した異所性の子宮内膜症と診断されました。婦人科で、子宮内膜症の治療をして頂き、切除せずとも症状おさまり、通常の生活を過ごされています。
検診の便潜血陽性にて当院を紹介していただき、大腸CT施行。CTで下行結腸に>10mmの隆起性病変が存在し、大腸癌を疑い、大腸内視鏡致しました。予想していた大きさはなく、スネア鉗子でポリペクトミーしました。腺腫の所見で内視鏡切除となっています。他部位にも大腸癌は認めませんでした。やはり、正確なのは内視鏡と痛感した症例です。
やはり検診の便潜血で大腸内視鏡施行。正常粘膜と区別がつきにくいのですが、横に進展していく腫瘍です。こういう場合、ジーンズの染料のインジゴカルミンを散布して見つけます。ポリープの粘膜下層に生理食塩水を注入しリフティングして切除しています。きれいな一括切除で、切除部はクリップにて閉鎖しております(因みにクリップは後日自然脱落します)。
この方も、若大将の加山雄三さんのように、非常にお元気な方です。これは、有茎性ポリープといって、切除時や切除後に出血しやすいため、切除後にしっかりとクリップをかけた方が安心です。まだまだ、お元気で活躍できそうですね。
大腸CTにて、太い有茎性のポリープが疑われ、治療内視鏡いたしました。実際には、それほどポリープの首(茎)は太くありませんでしたが、留置スネアという確実な止血の処置具を用いた後、切除しました。ポリペクトミー後の出血なく、こちらも安心です。外来で可能です。
長年の糖尿病があります。ご本人は黙っておられたようですが、以前より出血あったようです。奥様が下着の血液にびっくりして、ご本人気まずそうに来院されました。進行性の最も多い部位の直腸癌ですが、自治医大に紹介して速やかに切除して頂きました。自治医大の消化器外科は、胃癌、大腸癌の手術には、症例数も多く、定評があります。
自治医科大附属病院栃木県立がんセンター
20mmほどの比較的大きなポリープですが、深さも粘膜内に留まっており、内視鏡切除が可能なケースです。
このような症例は、入院の体制での治療の方が安心のため、栃木県立がんセンターの内視鏡医の小林望医師にきれいに内視鏡切除していただきました。
まだまだ、現役でバリバリ働いておられる方で、早期発見できてよかったと思います。