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2024年2月13日
乳がん・大腸がん予防、再発予防としての食事の重要性
乳がん・大腸がん予防、再発予防としての食事の重要性
30年に亘り、外科医として総合診療医としてがんの患者さんを数多く診療させて頂きました。
多くの患者さんへの恩返しの意味を込め、日々の食事の重要性を診療の際にお話ししています。
なかでも乳がん・大腸がんは遺伝よりも食事と関係が深く、
予防や再発防止のためには「薬」よりも「食事療法」に取り組むことが大切です。

<高脂肪食が乳がん・大腸がんと関連>

アメリカの対がん協会の「乳がんと再発予防の研究」によると、
低脂肪食が乳がんの再発率を低下させ生存率を上げています。
「がん治療中や治療後の回復期に、脂肪エネルギー比を20%以下にすることが必要」と勧告しています。

多くのがん患者さんの食事指導を長年続けてこられた幕内秀夫先生は「乳がん患者さんの8割は朝パンを食べている」と警告しています。
あまり油のイメージがないパンですが、ショートニングやマーガリン・植物油脂といったトランス脂肪酸といった体に悪影響を及ぼす油が多く使われています。

「トランス脂肪酸」は悪玉(LDL)コレステロールを増加させたり、免疫機能に影響を及ぼし、
がん・自己免疫性疾患・アレルギー・神経・精神疾患・不妊症との関連が指摘されており、欧米では既にトランス脂肪酸の表示義務や禁止・制限が行われ、ようやく日本でも関心が高まっています。

「植物油脂」と表示される油も、従来は植物由来でコレステロールを下げたり、動物性の脂肪より健康とされてきましたが、
最近では研究が進み、これらの油脂は、慢性的に炎症を引き起こしたり、過剰摂取によりがんになりやすくなることが明らかにされてきています。

「植物油脂」は安価で味を美味しくすることから、お菓子類や揚げ物などほとんどの加工食品に含まれています。

カルシウム豊富な牛乳やチーズ、便秘に良いとされるヨーグルトなど、健康に良いイメージの乳製品も実は脂肪分が多いです。
低脂肪乳や低脂肪ヨーグルトの製品もあるのはそれだけ脂肪分が多いことを示唆しています。

これらの食品は私たちの食生活を美味しく豊かにする一方で、乳がん・大腸がん・膵がんなどのがんを増加させています。

知らない間に口にしている脂肪分が、実はがん増加の一因になっています。

<和食ががん予防には優れています>

皆さんは、「まごわやさしい」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
まめ・ごま・わかめなどの海藻類・野菜・魚・シイタケなどのキノコ類・イモ類などの日本人が従来から食べてきた和食です。
これにお米・玄米・味噌汁などの食事ががんを予防しがんになりにくい身体を作ります。

<お菓子・パンはお楽しみ程度に>

甘いものが欲しくなったら、加工されたチョコレートなどよりも、ヤキイモ・甘栗・デーツ・バナナなどのフルーツなど自然に近いものを食べるようにするといいです。
パンはフランスパンやドイツパンなどのハード系のものが油脂分が少ないです。
主食でおすすめは、お米>麺>パンの順です。
動物性食品は、魚介類>とり肉>豚肉>牛肉の順にオススメです。


<クスリよりも食事と運動が大切!>

当院は、薬はより少なく!日々の食事・運動などを重視した診療を心がけてまいります。
どうぞご理解のほど宜しくお願い致します。
薬を少しでも減らしたい方はご相談ください。

参考文献:
南雲吉則「大切な人をがんから守る命の食事」(主婦の友社)
野口節子・家庭栄養研究会編「がん再発予防の食事&生活術」(食べもの通信社)
奥山治美「オリーブオイル・サラダ油は今すぐやめなさい!」(綜合図書)
内山葉子「パンと牛乳は今すぐやめなさい」(マキノ出版)
幕内秀夫「乳がん患者の8割は朝パンを食べている」(GB社)