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2020年4月27日
新型コロナウイルス 〜大丈夫な理由(1)〜
〜大丈夫な理由(1)〜

世界中で新型コロナウイルス が猛威を奮っていますが、少し良い兆しもあります。
最近読んだ報道などから良質と思われるものをまとめて紹介いたします。

読みたくない人は、読まなくても大丈夫です。
特に読んだからといって得することもありません。

<抗体検査の驚くべき結果>
抗体検査とは、感染後の免疫反応でできる体で作られた免疫物質を調べる検査です。
これで過去の感染歴を調べることによって、目に見えない感染の状況を知ることができると考えられます。

スタンフォード大の研究ではカリフォルニア州の3,300人を対象に抗体検査を実施したところ66人に1人が感染していたことが判明。
この結果から、州民200万人の2.5%〜4.2%の48,000〜81,000が既に感染していたと推測しています。

他にも同様のシカゴの病院でも30〜50%が既に抗体を獲得しているという報告やドイツでも7人に1人(15%)。
ニューヨークでも約14%の人が既に抗体を獲得している事実を公表しています。

日本でも慶應大学病院が無症状の患者67人にPCR検査を行ったところ4人(6%)が陽性だったと驚きの検査結果を報告しています。

ある識者(医療ガバナンス研究所長)は中国・台湾・韓国など東アジアの国々ではとっくにピークアウトしているのに、
今の日本で感染者が増えているのはPCR検査の数が増えているからだとし、ピークは既に2月〜3月だったのではないかと見ています。

また、新型コロナウイルスが怖いとされる理由の一つに致死率の高さがあるが、
「スタンフォード大のデータが本当であれば、感染者の数、つまり致死率の分母はかなり大きくなる。
そうなれば致死率がインフルエンザ並みに低くなる可能性もあると見ています」
(現時点では、新型コロナは2-3%,インフルエンザは0.001%)

<これからの高温多湿の影響について>
ある医療ジャーナリストは、中国の清華大らの研究チームが発表した「中国100都市での新型コロナと気温及び湿度との関係を分析したデータ」から
同じコロナウイルスであるSARSと同様、高温多湿の環境下で感染力は大幅に減少することを明らかにしています。

米メリーランド大の研究チームも新型コロナも季節性ウイルスの挙動と一致すると結論づけ、夏に向かい収束に近づくとしています。

香港大の研究チームも様々な温度でのウイルスの安定度を調べ
「室温4℃では14日経っても安定しているウイルスが22℃だと14日後には検出されず37℃だと2日後に検出されなくなってしまった」としています。

またウイルスは多湿にも弱い。ウイルスの粒子数が1/1000に減るまで3日かかったものが梅雨の時期には2日に短縮されることもありうるとしています(日本医科大教授)。

<ワクチン登場>
ワクチンの開発も急ピッチで進んでいます。
オックスフォード大では夏のうちに臨床試験を終え、秋には100万回分を準備することが目標にしています。
日本でも、 DNAプラスミドという手法を活用したワクチンの開発が進められています。

(週刊新潮’20.4.30. 他、毎日新聞、朝日新聞などを参考にしました)

<インチョーより>
他にも、書きたいことが沢山あるのですが、みなさん飽きてしまうのでまた次回にします。
当院でも消毒などの院内感染対策を徹底して、みなさまが安心して受診できますよう体制を整えております。

みなさまもとくに高齢者や持病がある人はお気をつけなすって〜ください!