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2017年1月5日
闘病中の方へ〜病気からのメッセージ(2)〜
闘病中の方へ〜病気からのメッセージ(2)〜
江原啓之さんの著作から…
参考になればと思い掲載します。

<病の中にさえ、たましいを成長させるという「喜び」がある>

具合はいかがですか?自宅で療養中ですか?それとも入院されているのでしょうか?
心からお見舞い申し上げます。

私もこれまでに三度入院をしていますが、その経験からも実感していることがあります。
それは、決して「病気=不幸」ではないということ。

病気とともに生きている人はたくさんおられます。
病とともに、生き生きと輝いて生きることはできるのです。

また、病気になるからこそ、健康なときには分からなかったことに気づくこともできるのです。
病気のつらさ、体が弱い人の気持ち。人の優しさも身に沁みることでしょう。

あなたも、つらい仕事も笑顔でこなす看護師さんの献身ぶりに触れたり、支えてくれる家族のありがたみにも触れて、
まわりの愛に改めて気づけたのではないでしょうか。
また、病気になることで、自分自身の「思いグセ」にも気づかされます。

スピリチュアルな視点で見ると、病気には3種類あります。
過労や不摂生による「肉体の病」、思いグセが引き起こす「思いグセの病」。
そして、本人の人生のカリキュラムを知らせる「宿命の病」です。

なかでも「思いグセの病」は、その人の心のあり方の中に向き合うべき課題があり、それが肉体にメッセージとして現れているケースです。

これは一例ですが、例えば自分の人生にいつも不満を抱いている人は、胃腸などの消化器系の不調を訴えることがあります。
これは人生に起こる様々な出来事をうまく「消化できない」ために不満を抱きやすい、その「思いグセ」に気づきなさいというメッセージなのです。
不満を抱かずに、受け入れることができたとき、癒えることもあるでしょう。

私が30歳の時に経験した胆石も、過労による肉体の病であると同時に、怒りやストレス過剰の傾向を教えてくれる「思いグセの病」でした。
単なる肉体のトラブルととらえるだけでなく、自らを振り返ることが大切です。

肝臓は東洋医学でも「怒りの臓器」といわれているようですが、肝臓と深く関わる胆嚢も同じで、怒りやストレスの影響を受けやすい臓器なのでしょう。
そこに石がたまったということで、私はその頃の自分の暮らしがいかにストレスフルであったかを思い知らされました。
これではいけないと思い、個人カウンセリングを減らして、スピリチュアルな真理をより多くの人に伝えるという方向に、仕事の舵を取り直すことにしたのです。

けれど「思いグセ」のない人はいません。みんな自分の「思いグセ」に悩みながら生きています。
それを修正していくことが、人生の課題ともいえるのです。

あなたも少し落ち着いたら、「病が語りかけているメッセージ」に耳をすませてみてください。
あなたの性格や、心の中にある思い、日々の暮らしの中に、そのヒントはたくさんあるはずです。
病が自分に何を教えようとしているのか。それを深く考え、学びとる機会にしましょう。
病気になるということは、そういう「心の力」に気づく、いいチャンスといえるのかも知れません。

あなたももう気づいていることでしょう。どんなとき、どんな事柄からでも、多くを学び、多くに気づいて、たましいを成長させていくことができれば、それに勝る「喜び」はない、ということに。
そう、病の中にすら、幸せや喜びはあるのです。

人生に無駄な体験は一つもありません。
病院で食べる食事の味、ベッドから眺める空の色、お見舞いにもらった花の香り……すべて覚えておきましょう。
それがあなたのこれからの人生を輝かせる経験の一つになるはずです。
呉々もお大事に…1日も早い回復を心よりお祈りしております。

参考文献:
江原啓之「あなたに贈る手紙」(王様文庫,2009.)